
レゴを作った後は、完成した形に小さな用事を一つ足して遊べます。車なら届け先、家なら訪ねてくる相手、生き物なら案内する場所を決め、まず一場面だけ動かしてみましょう。組み替えることを遊びの条件にする必要はありません。
以下は、完成した作品で遊ぶための編集部の提案です。新しく大きな街を作ったり、道具を買い足したりしなくても、手元の一作品から試せます。子どもが今日は眺めたいなら、そのまま見せてもらう時間にしても構いません。
手元の作品に、用事を一つ足してみる
まずは車・家・生き物のうち、今ある作品に近いものを選びます。全部を試す必要はありません。
| 完成した作品 | 最初の一場面 |
|---|---|
| 車やトラック | 出発する場所と届け先を決め、そこまで動かす |
| 家や建物 | 誰かが訪ねてきて、入口で用事を伝える |
| 動物や生き物 | 家や休む場所を決め、そこまで案内してもらう |
「何かお話を作って」と全部を任せるより、大人が客や受取人の役を引き受けると、次に動かすものを決めやすくなります。名前や細かな設定は、遊びながら足せば十分です。
使う玩具の対象年齢と注意事項は守ります。完成していても小さな部品は外れることがあるため、口へ入れる年下の子と同じ場所に広げないようにしてください。
車は「どこへ行く?」から、届け物の一往復
車があるなら、机の片側を出発地点、もう片側を届け先に見立てます。道路を全部ブロックで作る必要はありません。大人の手を置いたところを「お店」にするだけでも始められます。
- 行き先を決める。 「この車、お店まで来られる?」と誘ってみます。
- 一度届ける。 大人が受取人になり、車が着いたら「届きました、ありがとう」と受け取る動作をします。
- 帰り道を決める。 同じ道を戻るか、少し回り道をするかを子どもに選んでもらいます。
荷物は見立てだけでも遊べます。荷台がない車に無理に物を載せたり、別の部品を買ったりしなくて大丈夫です。
もう一往復したくなったら、「次は少し遠いお店」「途中で待っている人にも届ける」と、行き先を一つ変えます。速さを競わせることより、どこで止まり、誰に渡すかを変える遊びです。車輪が回らない模型なら、転がす代わりにそっと持って移すなど、作品に合う動かし方にします。
家は「誰が来た?」から、入口でのやり取り

完成した家を前に置き、大人が訪ねてきた人になります。手持ちの人形がなくても、指で軽く机をノックする動作から始められます。
たとえば、「こんにちは。雨が降ってきたので、少し待ってもいいですか」。子どもは、どこで待ってもらうかを選びます。玄関、屋根の下、庭など、作品の形に合わせて場所を決めてみましょう。
- 子どもが案内したら、大人はその場所へ移る。
- 入口が分からなければ、「どこから入る?」と教えてもらう。
- 続けたくなったら、大人と子どもで訪ねる役を交代する。
開かない窓やドアを無理に動かす必要はありません。入口に見立てた場所の前で話したり、建物の周りを案内したりすれば遊べます。屋根を外すことも、完成品を崩すことも必須にはしません。
家ではなくお店なら「何を売っていますか」、基地なら「入口を教えてください」と、建物に合う一言へ変えられます。大人が正しい答えを用意するより、子どもが教えてくれた場所や用事に合わせて返事をしてみてください。
生き物は「おうちはどこ?」から、道案内
動物や想像上の生き物ができたら、その作品を案内役にします。机の一角を家、少し離れたところを休む場所に見立て、大人が「おうちまで案内してくれますか」と声をかけます。
子どもは、生き物を動かしながら道を決めます。飛ぶ、歩く、途中で休むなど、できた形から思い付く動きを一つ試してみましょう。実際には動かせない足や羽を曲げず、作品全体をそっと移すだけでも表現できます。
到着したら、大人が「ここで何をして過ごすの?」と一つ聞いてみます。子どもが「寝る」と言えば、寝る場所を決めるところで終わってもよいですし、「遊ぶ」と言えば、次の行き先を考えられます。
生き物の名前を正確に当てたり、習性の説明を覚えたりする遊びにする必要はありません。「この子は夜にパンを焼く」のような、その作品ならではの設定も楽しめます。
続けるときは、作品を増やす前に一つだけ変える
同じ場面を繰り返したくなったら、次のうち一つを変えてみます。条件を全部足すと、どんな場面だったか分からなくなることもあるので、まず一つから試しましょう。
| 変えてみるもの | 例 |
|---|---|
| 行き先 | 店から家へ、家から休む場所へ |
| 役割 | 運ぶ人と受け取る人、訪ねる人と迎える人を交代する |
| 用事 | 届けに来た人が、次は道を尋ねに来る |
子どもが動かしている間は、大人は相手役をしてみます。言葉が出なければ、動かした先で「ここに着いたね」と受け止めるだけでも構いません。決めた筋書きに戻そうとせず、その場で変わった行き先についていく遊び方もできます。
HugKumのレゴジャパンへの取材記事でも、ごっこ遊びと組み合わせる考え方が紹介されています。ここで挙げた三つの場面は、その記事の公式作例ではなく、編集部が考えた遊びの入口です。遊ぶ時間や能力の変化を保証するものではありません。
途中で組み替えたくなれば、そこで別の遊びへ移ってもよいでしょう。完成した形で一度遊べたなら、今日はそこで終わる選択もあります。保管や片付け方はブロック収納ガイド、部品が見当たらない場合はレゴの部品をなくしたときの確認へ進めます。
FAQ
完成したレゴを壊したがらなくても、遊べますか?
完成形のまま、車の行き先や家を訪ねる相手を決めて遊べます。動かしたくない作品なら、置いたまま周りを案内してもらう方法もあります。組み替えることを始める条件にする必要はありません。
道路や人形を買い足した方がよいですか?
まずは手元の作品と、見立てた場所だけで一場面試せます。人形がなくても大人が声で相手役になれます。新しい道具がなくて困る場面が具体的になるまでは、追加購入を前提にしなくて構いません。
遊び方や違いを押さえたら、年齢や予算に合わせて候補を絞り込みましょう。下の関連記事もあわせてどうぞ。

